2010-10-24 第五十三段 夜深き鶏 むかし、男、あひがたき女にあひて*1、物語などするほどに*2、鶏の鳴きければ*3、 いかでかは鶏の鳴くらむ人知れず思ふ心はまだ夜深きに*4 *1:(いつもは)なかなか逢えない女と逢って *2:(愛を)語ったりしてるうちに *3:(朝に鳴くはずの)鶏が鳴いたので(次の歌を詠んだ) *4:は?なんで鶏が鳴くんだよ…まだ深夜だっつうのに(あ、人知れずあなたを思う俺の気持ちも、深いよ!)…