2010-09-20 第三十六段 谷せばみ むかし、「忘れぬるなめり」と*1問ひごとしける*2女のもとに*3、 谷せばみ峰まではへる玉かづら*4絶えむと人にわが思はなくに*5 *1:「もうアタシのこと忘れちゃったんでしょ…?」と *2:問いかけてきた *3:(次の歌を詠んだ) *4:谷が狭く山頂まで延びている美しい蔓草(つるくさ)(と同じように) *5:俺はあなたに絶えて欲しいとは思わないよ